昨年12月、東京・渋谷区にある「日本写真芸術専門学校」のゼミの一環として、栗原恵をモデルに起用した作品撮影が行われました。
撮影をおこなったのは、この3月に卒業を迎えた女子学生1名と男子学生1名の計2名。
栗原恵が、契約スポンサーであるスポーツブランド・DESCENTEのカタログ撮影以外でモデルとして携わったのは、今回が初めてのこと。
授業の一環としての取り組みということや、栗原恵本人の強い要望もあり無償でおこなわれ、大変珍しい”学生とのコラボレーションによるモデルビュー”となりました。
コンセプト決定から、栗原恵へのメイクアップ、ライティングから撮影に至るまでの全てを学生がおこない、撮影時は終始真剣な眼差しでファインダーを覗く──
スタジオにはピンと張りつめた緊張感が漂い、撮影はおよそ4時間に及びました。
撮影された全ての作品は、1/1(水)から毎日、Instagramの特設アカウントにて無告知で投稿を開始しています。
<Instagram特設アカウント>
@this_is_megu
【栗原恵 コメント】
バレーボールに携わってきた栗原恵とは違う、アスリートとしてではない一面を引き出せていただける企画で、私自身もチャレンジの気持ちで撮影当日をとても楽しみにして臨みました。メイクも撮影コンセプトもすごく斬新で、様々なことを考え形にしてくださり、一緒に作品を作り上げていくドキドキ・ワクワクは、撮影を振り返ってみても思い出せるほどにとても興奮したものでした。
皆さんの協力のお陰でとても素敵な作品が出来上がり、このような企画に携われたことに心から感謝しております。
人生の節目となる晴れの日を心待ちにされていた卒業生やご家族の皆さまにおかれましては非常に残念なことと思いますが、卒業生の皆さんが卒業の日を健やかに迎えられるよう願っております。そして、これから広がる新しい世界に、希望や不安もあるかと思いますが、目に映るこれからの未来が明るいことを祈ってやみません。
改めまして、このたびはご卒業おめでとうございます。
【講師・倭田 宏樹 コメント】
今回の企画には、ファッションポートレートゼミの生徒2名が撮影しました。
生徒たちには普段から、言葉で教えるよりも撮影をさせて経験値を積ませているのですが、「プロのカメラマンじゃないか?」と思うくらい、自分たちでイメージを組み、栗原さんへポージングなどを伝えて、それをきちんと形にできていたので、すごくいい作品になったんじゃないかなと思います。
また撮影中の栗原さんは、スポーツ選手というよりもモデルやミュージカル女優のような動きをされていて、スポーツ選手ならではの肉体美はもちろんだと思いますが、表現者としてもすごく魅力的だなと感じました。
今後も栗原さんの美しい体を皆さんに見せてほしいと思います。
【男子学生(匿名)コメント】
有名な方なのに顔をあえて出さない作品にするということだったので、ちょっともったいないなという気持ちもあったのですが、とても面白い企画だなと思いました。
僕はメイクアップも担当させていただきましたが、栗原さんの綺麗な体や顔のラインがしっかり出るように意識して、メイクとライティングを考え、最初から最後まで楽しんで取り組みました。
メイク中も撮影中も、栗原さんから”なんでもやってみたい!”という印象を受けて、厳しいスポーツの世界で戦ってきた人なのでもっとこだわりが強い方なのかなと思いましたが、とても柔軟な方でびっくりしました。
将来は広告の仕事をしたいと思っているので、今回はその一部を体験できて、これからはこういう風に人を撮って仕事していけたらと思っています。
【女子学生(匿名)コメント】
有名な方なのにあまり顔を写さないでほしいという要望だったので、”どのようにして撮ればいいのか…”と、とても悩みましたが、光と影のような抽象的なイメージをメインに出せるような背景にし、自分の影も映りこむような作品にしました。
栗原さんに実際にお会いしてみると身長がとても高く、不慣れだったので”どうしよう…”という気持ちもありましたが、それ以上に、新しい出会いがあって楽しみだなという気持ちがありました。
撮影が進んでいく中でいろんな表情をしてくださって、栗原さんにも楽しんで頂けた撮影だったのかなと思い、嬉しく思います。
今後、ファッションの仕事でも活かせそうだし、自分のポートレートにも活かせそうで、様々な勉強をするいい機会でした。貴重な機会をいただけて、貴重な体験をさせていただけたことをとても感謝しています。
ありがとうございました。