【あらすじ】



はるか未来、地球と呼ばれていたかもしれないある惑星。

全身を機械化したサムライ達の大戦は終り、人々は再び田を耕し、生きていくには困らない程度の米を生産できるようになった、そんな時代。
カンナ村は大戦時の痛手から立ち直り、米の収穫に恵まれていたが、村人たちは、毎年やってくる黒い脅威「野伏(のぶ)せり」(かつて戦場を彩っていた、機械化されたサムライ達のなれの果て)の襲撃と蹂躙(じゅうりん)をしかたなく受け入れる以外、生きるすべをもたなかった。
収穫期を前に稲穂の実りを視察にきた野伏せりに対して、カンナ村の長であるギサクは
野伏せりに対抗できる唯一の存在・サムライを雇い入れることを決断する。
報酬は腹一杯の米。
かくして血気盛んな若者リキチと、水分(みくまり)の巫女のキララとコマチ姉妹が村の代表として、砂漠の向こうにある街・虹雅渓(こうがきょう)に向かう事となる。
紆余曲折を経て集まった個性豊かな七人のサムライ―カツシロウ、キュウゾウ、シチロージ、ヘイハチ、ゴロベエ、キクチヨ、カンベエ。
知行や恩賞には全く縁のない戦いを、哀れな農民達のため命を懸けて剣を振るう!!