城戸愛莉 出演舞台
シーラカンスプロデュースVol.1
「戯伝写楽-その男、十郎兵衛-」


■ あらすじ ■
寛政5年(1793)、喜多川歌麿の美人大首絵が大人気の江戸に、ある男がいた。
男の名は斉藤十郎兵衛(宮野真守さん)。

ある日、十郎兵衛は友人・与七と共に繰り出した盛り場で、不思議な女・おせい(城戸愛莉)に出会う。
流れの絵描きと名乗るおせいの描く絵の独特な筆使いは、とても余人には真似が出来ない。
そう直感的に感じた十郎兵衛は、おせいの絵で一儲けを企む。
翌日、蔦屋重三郎の店に一枚の絵を持って現れる十郎兵衛。
差し出す絵を見た蔦重は、その迫力に驚き、同時に歌麿以上の才能の発見に喜び、十郎兵衛に大金を与えて新作を頼むのである。

「雅号は…写楽だ。写すのが楽しいと書いて写楽。東の島・東洲斎、東洲斎写楽!」

十郎兵衛の企み通り、写楽の絵は瞬く間に江戸で大人気となり、おせいはとりつかれたように、ひたむきに絵に打ち込み続ける。
しかし、その写楽の不思議な魅力にとりつかれる花魁・浮雲(平野綾さん)が現れ、事態は思わぬ方向に転じ始める―