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0314 with 3 pieces
KENYAが初めてオリジナルソングをつくってみたいと言う。

そして今日は、考えたメロディーをMASAFUMIとYUTOに聞かせてみた。

既に何曲もオリジナルソングを作っている先輩達は、
KENYAが口ずさむメロディーに、さっとコードをつけていく。

PROJECT TARO 0314 with 3 piecesの画像

一緒にリズムをとりながら、
「ここは少し長いから分けた方がいいね」とか、
「こんなメロディーにして、コードにするとこんな感じはどう?」とか、
3人のアイディアが、単調だったメロディをすらすらと曲にしていく様に、
何だかとても嬉しそうなKENYA。

一方でMASAFUMIとYUTOも、自分達では考えなかった音の使い方や、
KENYAが持つ独特のメロディ構成を、新しい発見をしたかのように楽しんでいた。

PROJECT TARO 0314 with 3 piecesの画像

同じNew York に暮らして、例え同じものを見たとしても、捉え方は様々。
それぞれのフィルターが、新しいものをつくりあげていく。

至る所に散らばる可能性の欠片は、また別の新しい道に繋がっていく。

0307 Professional Children’s
セントラルパークの目の前に建つ豪華なホテルの会場。
今日は年に一度、学校主催で行われている支援者を募るイベントだ。
出演者は、ブロードウェイやTV・映画関係、エンタテインメント業界で働く卒業生と、
そんな将来を目指して、現在学業と芸能活動を両立させながらこの学校に通っている在校生。
TAROメンバーは、プログラムのオープニングを飾ることになった。

穏やかな空気で談笑が続いている会場に、爆音のHIPHOPが流れる。
何事かとあたりを見渡すゲストの間をすり抜けてメンバーが中央に集まった。

PROJECT TARO 0307 Professional Children’sの画像
ブロードウェイやクラシックが例年のパフォーマンスに多いこのイベントでは、
少し異色ともとれる彼らのストリートスタイル。
ゲストの目は一瞬で釘付けになっていた。

拍手喝采でパフォーマンスを終えた後、クラスメイトのご両親が声をかけてくれた。
「いつも息子から、Jr.EXILE がかっこいい!と聞いていたよ。実際に、本当に素晴らしいパフォーマンスだった!!」

PROJECT TARO 0307 Professional Children’sの画像


僕達は、「世界に通用するアーティスト」を目指している。
学校の仲間達も同じように、それぞれに夢を持っている。
異なるフィールドでも情熱は同じ。
会場で、みんなが見せたプロフェッショナルな顔、パフォーマンスに、また気合いが入った。


PROJECT TARO 0307 Professional Children’sの画像

2/29 Who won the battle?
毎月EXPG NYで開催されている「Battle 101」に、
TAROメンバーから、AYUMU, TAIKI, YUTO, SHIN, SHOJI が参加した。
毎日のレッスンに加えて、セッションでも練習を重ね、
時間があればダンス動画を漁るなど、日々新しいMOVEへの研究に余念がないメンバー達。
「Battle 101で優勝する!」という目標を掲げながら、負ける度に悔しさをあらわにしてまた練習を繰り返す。
ここでは、常に全員が本気でぶつかり合っている。

そして、順々に勝ち進んだAYUMUとYUTOがBEST 4 で対戦となった。
TARO同士のバトルに、オーディエンスの熱も上がる。
他メンバーの声援からは、会場全体がひとつになって盛り上がった。

白熱したバトルを制したのはAYUMUで、自身初の決勝戦に駒を進めた。
PROJECT TARO 2/29記事「Who won the battle?」の画像
決勝戦。
AYUMUは相手の目をじっと見ながら、堂々とフィールドに立ち、
まるで音楽が身体に流れ込んでいるかのように、音とひとつになったMOVEを連発した。
その度に立ち上がるオーディエンス、飛び交う声援。

ジャッジが勝者の腕を上げるのを、AYUMUは大きく息を吐きながら待っていた。
少し緊張した表情がゆらいだ瞬間、AYUMUの左手が上がった。

念願の初優勝に、メンバー全員からの雄叫びに近い絶叫とハグの嵐。


その中心で、AYUMUは嬉しさを爆発させて満面の笑みを見せた。

PROJECT TARO 2/29記事「Who won the battle?」の画像

2/22 CA Vocal Camp
LAの空港から車で約2時間半。
AYUMU, YUTO, MASAFUMIの3人は、山の中にあるコテージで行われるボーカルキャンプに参加することになった。

携帯の電波も入らないこの場所に、世界各国からアーティストを目指す仲間が集まって、朝から晩まで音楽に向き合う3日間。
ハーモニーや作曲理論、アーティストマインドなどの授業を受け、空いている時間では仲間と一緒に、Co-writing(共作)をした。
PROJECT TARO 3/2記事「CA Vocal Camp」の画像
同室になったサンディエゴから参加の16歳のエディーと17歳のロブとは、同じ年ということもあって一気に意気投合。
一緒に曲を作り始めるとそれがあまりにも楽しく、時間を見つけては曲作りに取り組んだ。どうやったらもっともっといい曲を作れるか、それを学びたい気持ちも心の底から湧き出てきて、講義にも5人並んで最前列で参加した。

最終日の夜、参加者達の前でこの3日間で出来た3曲のオリジナル曲を披露。
みんな拍手喝采で盛り上がってくれた!!
自分達の楽曲を初めて聞いた人が、自分達の名前を叫びながら、あんなに楽しそうに笑う姿。一生忘れない。
PROJECT TARO 3/2記事「CA Vocal Camp」の画像
高層ビルの電気や車のヘッドライトの代わりに、星が輝くカリフォルニアの大自然の中で、音楽だけに没頭した日々は、
これまでNYで培ってきたものが確かな力になっているという自信と、
さらに「新たな目標」という希望も与えてくれた。
PROJECT TARO 3/2記事「CA Vocal Camp」の画像
NYに戻った3人は更に前に進むべく、
以前に増して毎日のスキルアップに余念がない。

2/16 To next step
たくさんの人達の繋がりが、また新しい出会いに繋がっていく。

今週は特別に時間をつくって下さった音楽プロデューサーや作曲家の方々に、パフォーマンスを観て頂くことが出来た。

ダンストラック、全員がボーカルソロパフォーマンス。
今まで学んできたことをパフォーマンスを通して伝える。
PROJECT TARO 2/16記事「To next step」の画像
笑顔で、時に手拍子を送りながら観てくれた後、
「最高だったよ!!ぜひまた見たい!」と言って、レコーディングスタジオに遊びに行かせてくれることになった!

またひとつ楽しみなことが増えた。

これからもひとつずつ丁寧に全力で挑んで、
確実に次へと繋がるステップにしていきたい。

2/9 Creativity
「ブルックリンブリッジの袂に集合。衣装はかっこよければ何でもいい。」

自分達も振付や衣装にアイデアを色々と出させてもらった打ち合わせの後、ディレクターからダンス撮影の連絡がきた。
今回出演させてもらえることになったYak Filmsは、世界から注目されている映像クリエイター集団。以前、AYUMUがNY校インストラクター SORAYAと一緒に出演させてもらったあの撮影クルーだ。

常にかっこいいものを追い求めるディレクターのKashは、撮影当日もその場で浮かんだ新しいアイデアをすぐ取り入れて作品をつくっていく。
「ここでこんな振付できる?この小物を使ってみて!」
次々と出される指示に対応している時から、かっこいいものになると想像できた。

チーム一丸となって取り組んだ作品が世界に出るまであと少し。

撮影後の週末には、3回目となる自主イベントの開催。
今回はチケット制ということで、事前にしっかりと告知することが出来た。
毎回新しい作品を発表することを通して、もっと自分達の可能性を観て、知ってもらいたい。
限られた時間の中でのリハーサル、やらなければならないことリスト、
皆でスムーズに進められるようになってきても、毎回新しい課題が見つかる。

それでも、学校の友達がまた別の友達を連れてきてくれたり、毎回楽しみに来てくれる仲間が増えていくこの貴重な時間が、いつも大切な気付きの場。


2/2 Go with the flow
話すように歌う。

普段使わない言葉、独特のリズム。
新しく取り組んでいる楽曲は、スラングや慣れない言い回しも多く、コツをつかむのに少し時間がかかった。
ただ歌うだけでも、踊るだけでもない、また新しい挑戦。



一語一句の発音や、言い回し、表現方法、テンポの取り方は机を叩きながら、 元々ラッパーとしても活躍していて、今はNY校でダンスを教えているインストラクターのSupamanに、ひとつずつ細かく教わり、少しずつ言葉に慣れていく。

そして「言葉がリズムに乗る」様を、目と耳と口とメモと感覚でコピーする。



もちろん、ダンスもかかせない。
ただ今回は今までと違った感じを出していくつもりだ。
コリオグラフィー担当のDr.EWが新しいスタイルを指導してくれている。
お馴染みボーカルコーチ、NOVAも加わって、またひとつ楽しみな取り組みが始まった。



1/26 As a Student
期末テストの時期がせまってきている。
隠せない焦りの中で机に向かう時間が増え、初めて習う単語の意味を調べてみると、日本語でも知らない言葉だったりする。
英語で覚えるしかない状況に、放課後に先生を捕まえて復習を繰り返し、EXPGではメンバーと教え合って、帰宅してからも友達と答え合わせ。それでも時間が足りない。


徐々に複雑になってきた授業内容と増える宿題に、たまに大きなため息が出そうになる。でも問題の答えを出すまでは時間がかかっても、先生や友達の話はすんなりと理解できるようになっている。
そんな風にコミュニケーションがとれるようになってみると、やっぱり学校生活は楽しい。

不安要素を残さず2学期を迎えられるようにあと1週間。
開くのはYouTube じゃなくて、教科書だ。


そして2学期にもイベントが目白押し。
すでに取り組んでいる新しい企画もあって、完成が今から待ち遠しい!

STUDY HARD and PLAY HARD :)





1/19 How to learn Music
EXPG NYで始まった新しいボーカルクラス。
Alicia Keys や Katy Perry も習っていたという先生が現れた。
そしてぞろぞろと集まってきた生徒も、聞けばブロードウェイミュージカルの主役だったりと、響き渡る美声に廊下から何人もクラスを覗きにくる実力者と並んで、TAROメンバーもレッスンを受けさせてもらっている。


休憩時間には一緒に談笑しながらダンスステップを教え合ったりもするが、
さらっとピアノを弾きこなしたりする姿には、思わず固まってしまった。

ストリートパフォーマンスもそうだけど、オープンマイクの生バンドしかり、
NYには自然と音に触れられる場所が多いように思う。
EXPG NYにも常にピアノ、ギター、ベース、DJが置かれていて、誰かがいつも何かしら音を出している。たまにセッションぽくなったりもして、その自由に音楽を奏でる感じがけっこう好きだったりする。



NYに来る前は、ドレミファソラシドが分かるくらいのレベルだったのになぁ。
いつの間にか弾けるようになったピアノやギター、
最近はRAPやMPCの練習もしていて、また何か新しい作品に繋がりそうな予感が嬉しい。そんな練習時間がまた楽しい。



1/12 DJ goes to
お父さんの影響で、小学生の頃からDJに触れていたMIKU。
数年前までスクラッチをして遊ぶ程度だった趣味が、
今や「DJ Micks」なんて名前に変わるほどのめり込むものに変わっている。

EXPGでターンテーブルで音を鳴らしながら盛り上がっていた時、
もっと面白いことがあるんじゃないかとまた好奇心が騒ぎ出した。

ギターやピアノでオリジナル曲をつくっている仲間たちと話すと、どんどんアイデアが膨らむ。

「あ、こうやってJr.EXILEの楽曲もつくっていけるんじゃない?」
「リミックスとか編曲もできるよね?」

プロジェクトスタッフに強い想いを伝えた結果、特別レッスンを受けさせてもらえることに。


週1回放課後に通うDJスクールで、音楽制作の基礎を学ぶ。
初めて使うソフト、先生、年上のクラスメイト。
もちろん全て英語だが、皆との会話は理解できるし、
ソフトも頭で構造を考えすぎる前に、感覚でまず吸収していく。

並ぶボタン以上に作り出せる音とリズム。
繋げたり省いたり自由自在に操れるようで、奥が深そうだ。



春までにはオリジナルのトラックを1曲完成させる予定。
どんな楽曲が生まれてくるのか、期待に胸が膨らむ。

1/5 2016 New Year’s Resolutions
2016年。
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします!!!

2日前も同じメンバーでこのスタジオにいたけれど、
やっぱり「明けましておめでとうございます!」の一言に、
全員の背筋がピシッと伸びる。

スタジオの掃除も、また1年使わせて頂く感謝を込めて、しっかり磨き上げた。


そして新年と言えば、書き初め。
久しぶりの習字、墨の香りすら懐かしい。
去年出来たことも出来なかったことも全てが今に繋がっている。
そう思うと、今ここで書く言葉に更に重みが増して、
一文字一文字にまた気合いが入った。


それぞれに掲げた抱負を見上げながら、
この場所でまた経験出来る日々と環境に、改めて感謝した。

全ての出会いは未来に変わる。
素晴らしい1年にするのは自分次第。

今年も皆とたくさん、楽しい時間を共有できますように。


12/21 Lyle Style
かっこいいものをみた時、「SWAG(スワッグ)がある」と人は言う。


そのスタイルに憧れて、日本にいる時から繰り返し観た動画、
夏のLA合宿のレッスン、
今回の特別レッスン。
いつだって彼のスタイルは「SWAG」そのものだった。

有名アーティストの振付や、世界各国でレッスンを行うタイトなスケジュールの中、
今回はNYで自分達に特別指導を行ってくれたLyle Beniga。(ライルビニガ)

ハイレベルな技術に、なかなかうまく対応できない。
必死に集中して食らいついたが、自分達の未熟さを改めて知るばかりだった。

限られたレッスンの時間は、あっという間に終わりを迎えた。

冬休み中に練習してブラッシュアップしたものをもう1回みてくれると約束して、
LyleはNYを後にした。

Lyleが持つ「SWAG」
自分達の「STYLE」

誰かではなく、常にオリジナルであること。
まだまだ経験と練習と、考える時間が必要だ。

12/14 LOVE IN HARMONY
もう12月だというのに、暖かい日が続いていたニューヨーク。
この日は夕方から少し冷え込んだ空気の中、現場リハーサルが始まった。
今回のステージは野外。
だんだんと低くなる気温に、手足がかじかんで動きづらい。

立ち位置を確認する出演メンバーに、
AYUMUが「もうちょっと右、左、前」と全体を見ながら細かく修正を出す。
飛んだり跳ねたりかけ声をかけあったりして、体と喉をあたためた。

クリスマスイベントのオープニングは、ダンスパフォーマンスで飾る。
ステージぎりぎりいっぱいまで使って、遠くの人まで届くように大きく踊った。
歓声のあと、LEDで光り輝くクリスマスモニュメントを皆で見上げながら、
初めてニューヨークで過ごす今年のクリスマスを想像してみたりして、
クリスマスソングに想いをのせた。

そしてリハーサルからずっと続いていた緊張の元、全員でのボーカル&ダンスパフォーマンス初披露。
これまでパフォーマーとしてステージに立っていたMIKU, MASAHIRO, SHOJIがマイクを持つという意味では初めてのステージ。
何度リハーサルをしても、ハーモニーを確認しても、全く消えない緊張の中で迎えた本番。

笑顔でクラップをしてくれる人、一緒に口ずさんでくれる人、歓声を送ってくれる人達の存在に、いつの間にか緊張が消えていた。

楽しかった。

パフォーマンスの度に、もっとたくさんの人に出会いたいと思う。
これからもどんどん繋がりを広げていけるように、新しい作品づくりがまた楽しみになった。

12/7 2nd Year
去年は雨が降っていて、肌寒い中でツリー点灯式を眺めたことを思い出す。
今年もやってきたクリスマスシーズン。
通っている学校の地域一帯でクリスマスイベントが行われ、学校のシアターもその一部と化す。生徒達のパフォーマンスでイベントを盛り上げようという企画に、今年も同じ場所でパフォーマンス出来ることになった。

授業終わりにそのままリハーサル。

音響担当の先生との調整も問題なし。

立ち位置確認も、使い慣れたステージな分だけスムーズに進む。


後は本番を待つばかり。
普段は宿題を教え合ったり、ふざけて動画をとったりしている仲間がステージでみせるプロフェッショナルな姿。
自分達と同じように、ハードな練習も疲れる宿題もこなしながらここに居るんだと思うと、
最後の出番ではかますしかないと改めて気合いを入れた。

終演後、学校の先生から「Soooo Proud Of You Guys!!!」本当に誇りに思う!!と大きなハグをもらった。英語がわからなくて困らせたこともあったけど、2年目になって友達にも恵まれて、学校生活が本当に楽しくなってきた背景には、先生達の大きな愛情がある。

まるで家族のように、自分達の成長を見守って喜んでくれる人達の支えがあってこその今。
パフォーマンスを通しても、感謝を伝えていきたいと思う。

11/30 Our own piece
来年の3月に500人集めて単独ライブをやる!!!

高々と掲げた目標に向かって、
少しずつ見覚えのある顔が増えてきた週末のパフォーマンスで、
今回はEXPG NY で全員でライブをやるから来てね!と声を張った。

自分達のイベントの為だけに借りたEXPG NYのスタジオ。
そこには、集客方法とパフォーマンス内容の確認だけではない、
準備という何回ものシミュレーションが待っていた。

MIKUが書き出した必要事項。

どうすれば集まってくれた人に喜んでもらえるか?

楽しいと感じてもらえる場所と時間の提供に、
全員で自分がお客さんになった気分でシミュレーションを繰り返しながら、
今まで自分達が参加させてもらっていた場所を作ることがどれだけ大変なことだったか、少しわかったような気がした。

パフォーマンスには自信があるけど、スキルだけじゃない。
この空間をひとつの楽しい時間にするために、大切なことを毎日ここで学んでいる。

まだまだ準備不足を痛感しながら終えた1日。
この笑顔を増やせるように、ひとつずつ全力で進んでいこう。

Thank you very much for having us!

11/23 Follow what I feel
目を閉じてイメージしてみて。
もしも自分を色に例えるとしたら、何色か?
それを声に出さず踊りで表現してみよう。Without Music、音楽無しで。

夏のLA合宿でみっちり指導してくれたショーン・エバリストとの再会。
ピースな笑顔から放たれる言葉達には、普段のダンスレッスンであまり耳にしないものが多い。

「自分の色???」

考えたところで正解など当てられるはずもなく、
その時に感じたものをそのまま表現するしかなかった。
            

そして今度は、仲間たちに問う。

「どう感じた?」

明るい、重い、黄色、丸い、オープン、ナチュラル、広い、、、

ショーンは全員の感想を聞いて、
そんな人達を、「アーティスト」と呼ぶと聞いた。
「鏡を見てテクニックを身に付けるだけがダンスじゃない。」
「感じたままの踊りに音楽がついてくるから。」
「深く考えなくていい。」
「間違いなんてひとつも無い。」
と言った。


           
そして最後にもうひとつ。
「10年後どうなってると思う?」
「どこにいる?何を着てる?どんな髪型?何してる?」
と聞かれて、

正直、明日のテスト、週末のパフォーマンス、目の前のことに精一杯ですぐには答えが出てこなかった。

「じゃあ5年後は?7年後は?来年は?」
近い未来だったらけっこうはっきり言えそうだ。

「PROJECT what you want to be.」

描く未来をしっかりイメージして、今を成長に繋げていこう。。

            

           
11/9 The Artist
「アーティストってどういう人?」
「彼のスタイルって何?」
「自分のスタイルはなんだと思う?」

矢継ぎ早に飛んでくる質問の答えを考えているうちに、

「なんでそう思うの?」「どう感じたの?」

次の質問が飛んでくる。理由を考えている時間などなかった。
頭に浮かんだ言葉を声に出すと、「That’s really good!」 と言ったWendy先生。

「自分の素直な感情に従うこと。あなたというアーティストはどこにもいない」


入ってくるだけで、その場の空気が変わる人がいる。
立っているだけでも、違うオーラを感じる。

そんな人達を、「アーティスト」と呼ぶと聞いた。

あることが当たり前かのように毎日通うEXPG NYも、
毎回丁寧に教えてくれるインストラクターの先生も、
新しくこの街で出来た仲間も、
自分達が今ここに居るのは、
この道を切り開いてきた先輩アーティストの方々の軌跡。


憧れの存在に、改めてこの場所での未来を誓った。

11/2 Friends and Community
YUTOが毎週ひとりで通う、ハーレムにある小さな学校の一室は、
小さな子供から大人まで、年齢関係なくLITE FEET(ライトフィート)好きが集まる場所。
たまに学校帰りの生徒が覗きにきたり。

LITE FEETのオリジネーターと呼ばれる「Chrybaby Cozie(クライベイビー コージー)」がEXPG NY校でインストラクターをしていることもあり、YUTO は気が付けばすっかりLITE FEET にはまっていた。時間があれば帽子をまわし、ステップの練習をしている。

週に1度だけ訪れるその場所に、歌と同じくらい好きなダンスを見つけたYUTO。
来月のステージに向けて練習する仲間にTAROメンバーの姿は無い。
日本語を話す人もいない。
不思議と怖くないのは、迎え入れてくれる優しさと、2年目で得た自信があるから。


YUTOがひとりで飛び込んで増えた新しいコミュニティに加え、
ベースとなるEXPG NYには新しい仲間が増えていた。
去年は、なかなか話しかけにくかった学校の同級生。
朝から机を並べて勉強し、ランチを一緒に食べて、休み時間に遊んでいたら、いつの間にか放課後も一緒にレッスンを受けるようになった。
正直、宿題も多いし、まだ英語には苦労している。
でも友達は、国や言葉関係なく、楽しいことがあればいつだって仲良くなるものだと知った。
そして、それぞれに夢がある。
将来も一緒に、何か楽しいことが出来たらなと思う。



10/26 Street Performance
アメリカで「Jr.EXILE」を知っている人はどれくらい?
ニューヨークでもほんのわずかだと思う。
どうやったらもっと自分達のことを知ってもらえるのか?

ニューヨークにはストリートパフォーマーが多い。
電車の中、プラットホーム、公園、常にどこかで人だかりが出来ている。

舞台はストリート。
自分達も3チームに分かれて、別々の場所でパフォーマンスをすることにした。
人通りが多い場所や時間帯、天候のリサーチ、練習、フライヤー・ボード作り、SNSでの告知、本番当日ギリギリまで下準備が続く。

そして当日。日曜日の昼間。
予想していたよりはるかに人通りが少ない。
予定していた場所に既に先客がいる。
歩き回って確保した場所でも、今度は野次が飛んできてまた場所変更。

想定外の状況にその都度対応しながら、
やっとみつけた場所でスピーカーから音楽を流していると、自然に人が集まってきた。
入れ代わり立ち代わりだが、この輪を大きくしていきたい。
サークルを組んで、ソロもみせて、一緒に盛り上がってくれる人たちが増えてきたところで、全員のパフォーマンス。

それを繰り返した。

チームに分かれて、別々の場所で行ったパフォーマンス。
レパートリーの少なさや、曲と曲との間のMC、オーディエンスを巻き込む方法。
集客数よりも次への課題が多く見つかった1日だった。

今日つながった人達をもっと笑顔にしたい。
自分達のパフォーマンスで、そんな人達をもっと増やしたい。

来週もストリートに向かう。









10/19 Artist Development
Class
特別育成カリキュラムとして、NY校インストラクターと作品をつくりあげるクラス。

有名アーティスト バックダンサーの経験や振付、華やかなキャリアを持ちながら、
今尚ストリートダンスシーンの前線で活躍するインストラクター達が、TARO の作品にも携わってくれている。

今回は、今NYで勢いのある若手と呼ばれる面子のひとり、コリオグラファーのDr.EW (ドクター・ウー) と、日本武者修行でもおなじみ、Corey Nova(コーリー・ノバ) のタッグで、
「Can't feel my face」に挑戦した。

今回の作品のみせどころは  「全員が歌っておどること」

ダンス部門でオーディションに合格したMIKU, RIKIYA, MASAHIRO, SHOJI もマイクを持つ。

そして11人が2チームに分けられ、
どちらかのチームの作品が、次回のパフォーマンスのパッケージに選ばれるという。
均等に振り分けられたパートに、トランジション(パフォーマンス中に立つ位置が変わること)を調整しながら、それぞれ練習に励む。

ボーカルパートは、電車の中で歌詞を覚え、学校の音楽室で練習した。

トランジションの調整では、リーダーのMIKUとRIKIYAが大いに力を発揮した。
甲板の上、インターチェンジ、控室、土壇場での対応力をこの夏色んなところで身に付けた2人。
頭に浮かんだ構成を形に落とす作業が終われば、チームメンバーへの振り落とし(ダンスの振り付けを教えること)。
メンバーの対応力もあり、団結力がスムーズに事を進めた。

Dr.EWの最終チェックを終えて、それぞれの作品が完成した。
どちらが選ばれるのか。


結果はステージで発表される。




10/12 EX SHOW NYC
NYでは初開催となる EX SHOW。


11人でNYでパフォーマンスする初めての舞台。

これから戦っていくグローバルという場所に向かって、
今日どれだけ人を集められるか、
どれだけ盛り上げられるか、
始まりの場所として、このEX SHOWが持つ意味は大きい。

SNSの告知だけじゃ手応えはつかめない。
学校でフライヤーを配った。
ホストファミリーも友達を誘ってくれた。

ストリートダンスシーンで知らない者はいないくらいの面子が揃ったイントラナンバー、有名DJのプレイ、広がるサイファー。

出番を迎える頃には、会場全体が熱気に包まれていた。

自分達のパフォーマンスは、ニューヨーカーにどう映るのか、
どうすれば想いを届けられるのか、
日本武者修行で得た自信と誇りを胸に、全力で挑んだ15分。

ダンストラックでは決め技の度に歓声があがった。
ボーカルナンバーでは自分達が信じているものを音に乗せて伝えられたと思う。
大きな拍手と歓声が響いた会場、約500人の中には、フライヤーを受け取ってくれた人達の笑顔が並んでいた。


やっとスタート地点に立ったような気がした。
もっともっと自分達のことを知ってもらいたい。
その為に・・・

やるべきことは山ほどある。
壁が高すぎると感じることもある。
それでもひとつずつ。

乗り越える力を受け継いでいけるように。





10/5 EX SHOWに向けて
翌週にせまったEX SHOW NYC。


SHINとSORAが加わった11人編成での初めてのパフォーマンスに向けて、構成決めから振り落とし、全員で協力して進めていく。

加えて、インストラクターのナンバーにも参加するメンバーは、別途リハーサルが続く。
SORAYA(ソラヤ)のナンバーに、AYUMU, MIKU, RIKIYA, MASAHIRO, SORA、
SHOJIは、Hurrikane(ハリケーン) とKatalyst(カタリスト) のナンバーに。
ERIC(エリック)の作品には、SORAYAメンバーにSHINが加わった。
Chrybaby(クライベイビー)とは、YUTO, KENYA, TAIKI でなんだかおもしろいことになりそうだ。

NYに来たばかりの頃はレッスンを受けることに必死で、話すことなど不可能かと思っていたイントラと、いつからかリハーサルの詳細から衣装決め、作品の内容についても、自分達でやり取りできるようになっていた。


ストリートダンスシーンの第一線で活躍する錚々たる顔ぶれと、肩を並べてステージに立つ。
改めてこの環境に感謝しながら、出来ることは最高のパフォーマンス。


次に繋げる結果を残したい。




「Ayumu / Yak Films 撮影」
ニューヨークに戻った翌日、とある撮影に参加したAYUMU。

EXPG NY校のインストラクターでもあるSORAYA LUNDYからの誘いで、ストリートダンス界で有名なフィルムクルー"Yak Films"の映像に出演させてもらえることに。

時差ボケが直らず睡眠不足に加え、暑さも厳しかったが、初めての経験にテンションがあがるAYUMU。

出演は、SORAYA を始めとする今とても勢いのあるダンサー4名と、まだ10代の若手ダンサー2名。日本人はAYUMUひとりというシチュエーション。異なるジャンルのダンサー達が、chacha の音楽に合わせてそれぞれのダンスを披露。まだまだ日差しが厳しい夏のブルックリンで、通行人、見学人の間をぬいながら炎天下での撮影が続く。

AYUMUは30秒のソロパートをもらい、その場でフリースタイルを完成させる。
つなぎのパートはSORAYAや同世代のライトフィーター、ディレクターと相談しながら進めていく。

ダンスを通してまたたくさんの人とつながる。
そして、また新しい刺激を受ける。

撮影終了後、AYUMUは早速ダンスレッスンに向かった。


撮影の様子


Sorayaと映像チェック


出演者との集合写真


9/4 武者修行ファイナル
2015年夏、最後のパフォーマンスとなったのは東京 味の素スタジアムで開催されたa-nation stadium fes. resort stageとなった。

この夏で一番良いライブにするしかない。

この日はフェスということもあって、リハーサル無しの本番一発勝負。
これまでの課題を総復習して出た答えが、本番前の通し練習だった。
入念にストレッチを行ない、バックステージの人があまり通らないところで本番さながらのテンションで1回通す。

そして最高のコンディションで臨んだ本番。
あっという間にラストの曲が近づく。

まだ誰にもわからないが、もしかしたらこのメンバーでやれるのはこれで最後になる、かもしれない。

「最高のメンバーでこのステージに立たせて頂いていることを本当に感謝しています」とMCでマイクを持ったMIKUが述べ、PROJECT TAROの夏が終わった。

明日からニューヨークに戻って新学年が始まるTAROメンバー。

武者修行を経て大きく成長した彼らの活躍に、さらに期待したい。
※この特設ページでは、これからもPROJECT TAROメンバーの活動をレポートしていきます。乞うご期待!




8/23 武者修行ファイナル
ついに迎えた武者修行ファイナル。
この武者修行で唯一告知を行うこととなったこの日、会場入りした時には既に整理券を待つ長蛇の列が出来ていた。

これまでと全く違うファイナルという雰囲気。
このメンバーだけでやるのは最後になるかもしれない。
後悔しないよう、過去最高のパフォーマンスを全力でぶちかます。
それがテーマ。

意識を集中させると、体の奥のほうから沸々と、やってやるぞという力がみなぎってくるのがわかる。

各公演2000人を超えるお客さんが集まってくださり、はちきれそうな歓声に迎えられ、ステージへ。
この武者修行で初めて見る光景がそこにあった。

まだまだ課題は多いが、少なくともいま自分たちに出来る全ての力を出し切ることは出来たと思う。



この旅を通して、個々のスキルの成長だけでなく、全力を出し切ること、チームとして一体感を出すこと、お客さんとコネクトすること、そして自分たちのパフォーマンスを観てくれたお客さんに感謝すること、といったたくさんのことを学んだ。


日本であと数本のイベント出演を経て、
またニューヨークと日本でのそれぞれの生活が始まる。










8/22 大宮コクーンシティ
明日で武者修行が終わる。
これまでの武者修行を振り返ることがいつのまにか増えた。
これまでのテーマや反省を整理し、総まとめになるようなパフォーマンスにしていかなければならない。

だが今日は新しいセットリストを披露する日でもある。
細かいところがちゃんとうまくいくだろうか、お客さんのリアクションはどうだろうか。

そういう考えなければいけないたくさんのポイントを抱えながら臨んだ大宮コクーンシティ。

一本目、細かな修正点はあったものの、手応えアリ。
そして二本目、この武者修行を通してのテーマだった”お客さんとコネクトする”、そのために考えたパートにお客さんも応えてくれた。

よしこのかんじでファイナルへ挑もうというパフォーマンスが出来た。
8/21 舞浜イクスピアリ
ファイナルまであと2日と迫った8月21日。
舞浜イクスピアリにてパフォーマンス。

明日から新しいセットリストになるため、
今日までのセットリストはこれで最後となる。
これまでで最高の内容にすべく、ミーティングを念入りに行った。

メンタルの部分や、お客さんとのコネクト、表情、細かな注意点などなど。

そしてミーティングの最後に、メンバーそれぞれが今日のステージに向けての意気込みを声を大にして発表しあい、いざ本番へ。

今日のMCを担当したKENYAの、ディズニー好きエピソードも会場を盛り上げることに成功し、
1公演めは250人、2公演めには400人を超えるお客さんが集まってくださった。

REVOLVER、GENERATIONSもこれまでで最も多くのお客さんからリアクションをもらうことができ、ひとつの区切りとなる、良いパフォーマンスにすることが出来た。



8/20 宮城県 南三陸町
8月19日夕方、居酒屋えぐざいるの会場を後にし、宮城県へ。
仙台市内に一泊し、翌朝向かったのは南三陸町。

この日はパフォーマンスではなく、ボランティア活動を行わせて頂くため、
志津川中学校へ。

学校の裏に集められた廃棄物を解体し、トラックの荷台に積み込むという作業をやらせて頂けることになった。
途中見たことの無いサイズの虫に驚くも、黙々と作業に従事するTAROメンバー。

午後は伊里前福幸商店街へ。
商店街にたくさん設置されたプランターの土の中から、チューリップの球根を掘り出して集めるという作業をお手伝いさせて頂いた。

商店街の方々と話すうちに、なんならここでパフォーマンスを見せて欲しいというお話を頂き、商店街にあったスピーカーをお借りして急遽パフォーマンスをすることに。

商店街の皆様にとても喜んで頂くことが出来た。

一言では言い表せない、貴重な体験をさせて頂いたことに感謝。

大きくなって戻って来れるように頑張りますと告げ、南三陸町を後にした。



8/19 お台場 居酒屋えぐざいる
3日連続となった居酒屋えぐざいる。
この日も天気は晴れ。昨日よりも日差しは少し穏やか。

ミーティングで話し合われた今日のテーマは、「新しい挑戦」。
昨日の本番後のリハーサルでは、新しい曲の作り込みに加え、これまでやってきたパッケージの調整も行った。
でもそれだけでは不十分で、特にソロパートではどんどん新しいアイデアを盛り込んでいくべきなのではないか、ということが話し合われた。

“LIVING ON THE EDGE”
常にいまいる場所をがけっぷちだと思って、全力でやる。

結果、この3日間で一番良いパフォーマンスが出来、これまでで一番多くの方がハンドクラップで盛り上がってくださった。

手応えのあった一日。
武者修行も残りわずかとなってきた。



8/18 お台場 居酒屋えぐざいる
昨日に引き続き2日連続となった居酒屋えぐざいる。
一日前とは打って変わって天気は晴れ。

今日のテーマについて、シビアなミーティングから始まる。

ここまで武者修行をやってきて、
「お客さんと一体感を生むこと」や「盛り上げること」にフォーカスして取り組んで来た。
それによってたくさん学びはあったけれども、自分たちがアピールしたい部分への意識が弱まってしまっているのではないか。自分たちらしさについて、もっと考えを深めていく必要があるのではないか。といったことが話された。

そこで出て来たテーマが、
「もっと1つのステージで完全燃焼できるように必死さを持ちながらも、
細かいディティールの部分で、1つ1つこだわりをもって見せていく。」

ということ。

もう一度、全てのパッケージの細かい部分を確認し直そう。


集中して望んだ本番、天候に恵まれたこともあり、多くのお客さんに盛り上がって頂くことができた。

そして夜は新曲のリハーサルへ。




8/17 お台場 居酒屋えぐざいる
お盆休み明け一発目となった会場はお台場、居酒屋えぐざいる。

普段からダンス&ボーカルパフォーマンスを観る機会の多いお客さんが多い会場であるため、
集合してすぐにリーダーのMIKUから一言。
「今日は休み明けで気がゆるみがちだと思うので、休み前の公演をもう一度思い出して、特に気を引き締めてやっていきましょう」

雨にも負けず、チラシを配るTAROメンバー。


1公演目の反省点は、メンバーの一体感が足りなかったこと。
振りの細かいところがピタっと合っていなかったり、休み前と比べるとなんだかぎこちなさがあった。

2公演目前に念入りにチェックを行ない、いざ本番へ。

雨の中、パフォーマンスを観てくださった暖かいお客さんたちも一緒に盛り上がってくださった。


本番後、都内某スタジオに移動し、新しいレパートリーの作り込みが続く。






8/10 広島
イオンモール広島祇園
(エキチカコート)
この広島公演で、お盆休み前の一区切りとなる。
だからここでなんとか次のステップにつながる何かをつかみたい。
この武者修行前半戦のまとめになるようなものにしていきたい。

全力を出し切ること、お客さんとコネクトすること、新しい挑戦をすること。
セットリストの中で、お客さんをあおるパートを増やしたり、パフォーマーも声を出して盛り上げる、ということを行ない、いままでで一番多くのお客さんにクラップをしてもらうことが出来た。

みんなで気持ちをひとつにして決めた方向性をもとにテーマを決め、
テーマに対して新しいアイデアを試していくことで、新たなヒントを得る。
そういうサイクルが少しずつ出来てきた。



8/9 福岡 EX SHOW
TAROメンバーのSHOJIが通っていたEXPG福岡校が中心となって行われるEX SHOW福岡公演。


この日のミーティングでは、「必死に頑張るとはどういうことか」「次のレベルに行くためには何が必要か」ということについて改めて全員で話し合うことになった。この武者修行を回っている15人の意識をひとつにして、お客さんともひとつになっていくこと、そのためにどういう工夫をするべきか。新しいアイデアを試したり、新しいチャレンジを出来ているか。


そうして迎えた本番、これまでよりもはるかにTAROメンバー15人が一丸となってパフォーマンスをすることが出来たように感じた。



8/8 北九州
スペースワールド
この日は北九州にあるレジャーランド”スペースワールド”へ。
楽しそうなアトラクションが並ぶ一角にあるステージでのパフォーマンス。
これまでよりもはるかに広いすり鉢状の会場で、ステージと客席が離れている。

離れた人にも届けるイメージで、大きく見せる意識でいこう。
1つ1つの本番に合わせたコンディションの調整は、もっともっと高めていく必要はあるが、少しずつスムーズに出来るようになってきた。

広い敷地内を歩き回ってチラシを配り、1公演目は200人、2公演目は160人が集まってくださった。


北九州から福岡に移動し、EX SHOWのリハーサルの合間を縫って新曲の精度を高めていく。



8/7 松山
エミフルMASAKI
最初はあまり得意でなかったチラシ配りが、いつの間にか楽しく感じられるようになってきた。
建物の中にTAROメンバーの声が響く。

2回のステージを全力で行いながら、新しい楽曲の作り込みについても進めていく。

この日はパフォーマンス後、フェリーに乗って別府に渡り、そこから福岡を目指すという行程。

船上で外が暗くなるまで振りを作り込むものの、予定通り完成させることが出来なかった。


別府から福岡に向かう途中にある、誰もいないインターチェンジで作り込みを行う。




8/6 神戸
この日も太陽が容赦なく降り注ぐ、西宮ガーデン 屋上ステージでのパフォーマンス。

「お客さんとの一体感をどう作るか」という課題に対して、
まずは、お客さんにもハンドクラップをしてもらえるようになろう、という方針が決まった。
そのためには、自分たちが全力でクラップすることや、お客さんに意識をもっと注いで、見てくださっている方の顔を覚えるくらいコネクトしていこう。

1公演目は90人、2公演目は200人が集まってくださった。
確かに昨日よりはよくなった。でもまだまだほんの一部の人にしかクラップに参加してもらえていない。もっと工夫が必要。

TAROメンバーにとって初めての武者修行というこの貴重な時間を、もっと充実させていくために、もっと意見を出し合って、新しいことにもチャレンジしていこう



8/5 大阪
猛暑の大阪、会場はキューズモール。
昨日の反省を活かし、ウォーミングアップやミーティングなど、時間の使い方のクオリティアップを図る。

メンバー全員で声を出してチラシを配るも、1回目の公演は50人。暑さに負けて、パフォーマンスのときの表情にも課題が残った。まだまだ1つのステージで全力を出し切るということが出来ていない。もっとがむしゃらにやらなければいけない。


気を引き締め直して望んだ2公演目では、1公演目よりもはるかに多くのお客さんが集まってくださった。

集中もしていたし、悪い内容ではなかった。
でも、自分たちのパフォーマンスが次のレベルに達するためには何かが足りない。


パフォーマンス後、京セラドームで行われていた三代目J Soul Brothersさんの公演を見学させて頂いたTAROメンバーは、5万人が1つになって盛り上がるその熱気に、ひとつのヒントを見つける。

お客さんとの一体感が、自分たちのパフォーマンスとは全く違う。
三代目J Soul Brothersさんのライブは、パフォーマンスで魅了するだけではなくて、お客さんと一緒に盛り上がっていく場面がたくさんある。

「お客さんとの一体感をどう作るか」を明日のテーマにしよう。



8/4 名古屋
この日の会場はアスナル金山。
日中のまだそこまで人通りの多くない状況で、それでもなんとかお客さんを集めたい。
もっと全力で、みんなで声を出してやらないとダメだ。
チラシ配りの途中でいったん集合し、気合いを入れ直す。

1公演目の結果は50人。
パフォーマンスも、自分たちの力を出し切れなかったのではないかという課題が残った。

2公演目に向けて、昼食の弁当は急いで食べて、ウォーミングアップの時間を増やした。チラシ配りも、最初から全力でやろう。

2公演目は200人のお客さんが集まり、1公演目よりも良いパフォーマンスが出来た。

チャンスは何回もやってくるものじゃないと思う。だから最初から120%の力を出せるようにならないといけない。


8/3 DANCE CUP
品川ステラボールで開かれたDANCE CUPに出演。
豪華ゲスト陣を目の当たりにし、そのレベルの高さに興奮するTAROメンバー。


DANCE CUPは大歓声とともに終演。


この日合流したニューヨークのインストラクター”NOVA”も一緒にバスに乗り込み、そのまま名古屋へと向かう。
8/2 宮崎EX SHOW
TAROメンバーのKANNAが通っているEXPG宮崎校が中心となって行われるEX SHOW宮崎公演に出演。

歴史や思いが沢山詰まった宮崎校10週年の記念すべきEX SHOW。

お客さんに届く様に、心からパフォーマンスするという事の大事さを改めて学ぶ興奮するTAROメンバー。


8/1 沖縄EX SHOW
本日は、EXPG沖縄校で開催されたEX SHOW沖縄公演に出演。

沢山のお客さんの前でのMCにて、自分達の事をしっかりと伝える事が出来なかった事を感じ、更なる課題が上がる。


7/31 沖縄
この日は、沖縄にサンエー那覇メインプレイスへ。

今回の会場では、初めての公開リハーサル。

チラシ配りの効果もあり、1公演目は150人、2公演目は230人と沢山のお客さんが集まった。


7/30 武者修行初日
PROJECT TAROの武者修行が、東京パレットタウン教会広場からスタートした。
今回の武者修行は「成長」がテーマ。

お客さんは自分たちでチラシを配って集めなければならない。
参加メンバーはぎこちない手つきでチラシを配る。

記念すべき一本目のパフォーマンスで40人、2回目の公演には200人のお客さんが集まった。